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ここでご紹介する作品は、仕事でご一緒したアメリカの現代アーティストの作品です。日本に滞在中にお世話したお礼として僕がいただいた作家の作品を展示しています。今年（2003）、またコレクションが増えました。 2003年の秋にこられたのは、Mark Callisto氏。和食大好き、日本酒大好き、もっと好きなのは大和撫子という、元気のいい方です。NYで活躍の後、現在はLA(ロサンジェルス）で活動のかたわら、大学で教鞭もとられています。 2000年来日の、Jackie Battenfieldさんはニューヨークでもトップクラスの画家。Pollock-Krasner Foundation Grant in Painting（ジャクソンポロック基金による助成）や賞を受けており、また大学でアーティストのためのマーケティングなどを教えています。 Patti Bradｙさんは2002年に来日。サンフランシスコで活躍の後、現在はサウスカロライナに移り、画業に加え地元の絵画界に貢献するなどの活動をされています。 いずれも、17インチ画面で表示した場合に原画よりやや大きい程度の、作品としては小さなもので紙にアクリル絵の具で描かれています。 Jackieさんの作品は、吸い込み下地を作るアクリルメディウムで下地をつくり、水で表面をぬらした状態で、薄めたアクリル絵の具を垂らしたりはね飛ばしたりして作られた大きな作品から一部をカットし台紙にはりつけたもの、二点。ちなみにこのページの背景は、一枚目の作品を上下左右反転させたものを四つ組み合わせネガにしたものです。他にも背景に使っていますが、それは「日記」のページをご覧ください。 Pattiさんの作品は、アクリル板やガラスあるいは金属板に乾燥を遅くしたアクリル絵の具で原画を描き、絵の具が乾かないうちにその上に紙をあててプレスした、モノタイプといわれる版画技法の作品。版画といってももとの絵は絵の具で描いたものなので、一枚しかできません。 Markさんの作品は、油性の細書きマーキングペン(Sharpie)で形を取った上にアクリル絵の具で着色。地図を元にしたシリーズの小さな作品で、Mapping TAE HORIZON #８というタイトルが裏に書かれています。 |