対応商品とその効果

合板サイディング
付き板を重ねたベニヤ合板や合成板（化粧薄板を表に貼り内部は薄板や合成材を使ったもの）のサイディング材は、様々な樹種から作られます。薄板をあらかじめ乾燥させた後に接着しホット・プレスするので、出荷時の含水率は一般に10％以下です。ですから、合板では初期の水分によるシミの問題が起こる可能性はあまりありません。外的要因として、雨、結露、あるいは水性塗料などによる水分のために、表面付き板やサイディングの端部で抽出物が染み出ることがあります。

合板では極端に抽出物が多いということは稀です。表面の付き板は木材の異なる場所から採られ、抽出物濃度も異なります。抽出物濃度は、樹種、木材ごとに、あるいは１本の木材でも場所により大きく異なります。例えば、抽出物濃度は一般に、辺材では非常に低く、心材では非常に高くなります。ですから、パネルによってシミが出たり出なかったり、あるいはパネルのある部分にだけ出たりします。

合板：ベニヤまたは合板というのは、薄く削り取った板を貼り合わせてある。表面に高級な木材の付き板（化粧板）を貼ったものは化粧合板などという。ベニヤは日本では低価格品というイメージがある。内部（心材）は低価格な薄板を貼ったものや、合成材（MDF、パーティクルボードなど）を使用しているものもある。

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